高気圧食品加工技術は、数千気圧もの高圧力を食品の非加熱加工に応用するものです。現在は、欧米で開発、実用化の研究が進められているといいます。もとは、1987年に、当時の京都大学助教授が、高圧力の食品加工への利用についての提言を「食品と開発」に発表したのが始まりです。海外では今でも日本が高圧食品加工技術のパイオニアであることが紹介されています。

アルミ箔の経済的な再生に光明が見えたとされる技術があります。金属を電子レンジで加熱できないことは誰でも知っています。しかし、イギリスの会社Enval社がこの原則を無視。巨大オーブンで食品包装に使われたプラスチックとアルミ箔のラミネートフィルムを加熱して、再生原料に転換しています。Enval社は、この技術を開発したケンブリッジ大学の研究プロジェクトから生まれた企業です。